“あせも”と“汗かぶれ”の症状と原因

“汗かぶれ”は“あせも”とよく似ていますが、症状と原因が異なります。
ここ数年、猛暑の日が増えてきており、大量の汗をかく日も少なくありません。この汗を放っておくと、“汗かぶれ”の原因になってしまいます。そこで、今回は“汗かぶれ”の原因と対策をご紹介します!暑い夏を“汗かぶれ”に悩まされず、さわやかに過ごしましょう！

“あせも”は、汗に含まれる塩分やホコリなどで汗管がふさがれ、排出できなくなった汗が皮膚の中にたまり、刺激となり、水ぶくれや小さな発疹ができ、強いかゆみを伴うことがあります。一方、“汗かぶれ”は、汗に含まれる塩分やアンモニアが刺激となって皮膚がかぶれるものです。汗をかくたびに皮膚が刺激され、ヒリヒリ・チクチクとした不快な痛みを伴うこともあります。
“あせも”も“汗かぶれ”も原因は、大量の汗をそのままにしておくことです。

“汗かぶれ”になりやすい部位

“汗かぶれ”になりやすいのは、“あせも”と同様、汗が溜りやすい首元や胸元、膝の裏や肘などの関節周辺、女性の乳房の下部、肥満の腹部などの皮膚が重なる部分、下着が密着していたり、リュックやバッグの肩掛け部分などの蒸れやすいところです。

“汗かぶれ”の予防方法

予防は、肌を清潔に保ち、

汗はこまめに拭き取る

優しく洗う

適度に保湿する

のが基本です。拭いたり、洗ったりする時は、乾いたタオル等よりも清潔な濡れタオルで優しく行いましょう。
また、洗浄後の皮膚の乾燥にも注意し適度に保湿しましょう。

今月のイチオシのツボ

「陽白(ようはく)」
顔にあるツボで、目の中心を眉から指1本分(1寸=2.0~2.2cm)上にたどったところの骨のキワのわずかなくぼみに位置します。両手の中指をそれぞれ左右のツボに当て、気持ち良い程度に押した状態で、円を描くように回し押しします。
まぶたが重だるい時や陽白疲れ目に効果的ですよ。
【対象症状：頭痛、めまい、眼痛、眼瞼けいれん、顔面神経麻痺、三叉神経痛など。】

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