肛門を締める力を高めよう

夏に向かって薄着になる季節ですが、お尻のペットボトル体操はヒップアップにも効果があります。
お尻の穴である肛門を締める力が弱くなると、尿漏れや便漏れなどを起こすことがあります。ペットボトルを使って肛門を締める体操を行うことで、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)や骨盤底筋を鍛えることができ、尿漏れや便失禁を改善するほか、体形の改善にもつなげることができます。

ペットボトル体操のやり方

＜１＞飲料を飲み終えた500~650mlの空のペットボトルを用意します。
ペットボトルは硬めのものを選び、キャップを閉め、つぶしにくくしておきます。
＜２＞立った姿勢で、太ももの付け根に近い位置で、両方の太ももの間で空のペットボトル真ん中あたりを挟みます。
＜３＞肛門と太ももの内側をグッと締めます。ペットボトルを押しつぶすようなイメージで力を入れ、10秒キープします。
＜４＞10秒たったら、ゆっくり戻しますが、ペットボトルを落とさない程度に緩めます。
5～6回繰り返して1セットとし、1日2回以上行います。

この体操のポイントは、肛門の真ん中を体の中心に向かって引き上げるようなイメージで締め、お尻の筋肉は、お尻からももの内側に向かって、しっかりと寄せることです。
肛門を締める体操は慣れてきたら、ペットボトルを使わずに行えますが、正しい筋肉の締め方を身につけて行えば、より効果が高まります。

※肛門に疾患(痔やポリープ、湿疹など)や器具を装着している方、妊娠中の方は、専門機関に相談してから行ってください。

今月のイチオシのツボ

「列欠(れっけつ)」
手首にあるツボで、手首のしわからひじに向かって指2本分(1.5寸)上の親指側に位置します。
反対側の手で手の甲に手を重ねるようにして親指をツボに当て、やや弱めから中くらいの強さで押します。これを4～5回繰り返します。
【対象症状：頭部、首、肩の調子を整える、咳、ぜんそく、のどの痛み、首の後ろの部分のこわばり、手の平のほてり、陰茎通など。】

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